先々週のまとめ
4/8
去年ぐらいにアナディメで知り合ってそれ以来時々お会いしてお酒を飲んだりする機会のあったFuture Recordさんにお声がけいただきThe Atticに出演。
アナディメは定期開催してるパーティー同士の結びつきが他の箱よりも強い印象なのでこういったオファーがあると自分もその一員になれた気がして嬉しい。
一緒にゲストとして出演したkakiさんはかれこれ5年ぐらい一緒に遊んだりする仲なので
今回は対人で緊張することがまったくないリラックスした気持ちで当日を迎えられた。
平日なのでどんなもんかなぁと思っていたら土日のパーティーでもこれだけお客さんが来れば大成功なレベルで開始30分ぐらいから続々と人が来る。
自分の知り合いが1/3ぐらいで週末のデカいパーティーぐらいみんないる状態。
あとこの前会社の飲み会でこの出演の話をポロッとしたのがきっかけで会社で一緒に仕事してる人が2人来てくれた。
そのうち1人はクラブに来ること自体が初めてだったみたいなので、クラブ初体験としては理想的なにぎやかでいい雰囲気のパーティーだったと思う。
Future Recordさんからkakiさんの流れでいい感じにみんながワイワイ雑談する雰囲気になり
自分もその流れを壊さないように少し抑えめで行こうと思うも”抑える”というのが割と苦手で序盤あたふたしてしまう。
今思えば「このあたり使えたんじゃね」みたいな曲がいくつもあるのでいい加減序盤でつなぐのに苦戦するとあとまで尾を引いてパニクるのをやめたい。
ふと1,2曲ほど少し上げてく曲を入れると数人のお客さんが最前で踊ってくれたので「もしかして案外ついてきてくれるのでは?」と思い
BPMはそのまま2Step→SpeedGarageからのUK Funkyに持っていく流れを作った所これが想像以上にうまく行き
なんと平日にも関わらずお客さんがシャンパンを注文してくれる大盛り上がりになった。
そもそも自分は”フロアを見て流れを作る”というDJとしてのこれができれば脱初心者的な事ができなかったのだが
今回始めて明確に意識してそれを試し、結果成功することができたのでものすごく大きな成功体験だった。
そして平日にも関わらずBPMこそ抑えめだが完全に深夜3時ごろのノリで選曲してしまった後を綺麗にラストまで持っていってくれた
Dat Catさんには大感謝。本当に綺麗な流れでBPMを上げてドラムンベースにしたり締めまでの流れを作ったりナイス トリDJでした。
4/11
この日は午後休を取って夕方からFLOWERSのオーケストラコンサートへ。
いい会場のいいコンサートに行くのだから最低限ちゃんとした服を着たほうがいいなと思い昼頃に駅前で服を探す。
改めて自分の住んでいる場所(だけではないのかもしれないが)は男性向けの服屋が少ないことを実感した。
幸運なことに最近古着屋やアウトレットの服を取り扱う店が数店できたようで、そこで着る服を調達。
東京オペラシティコンサートホールへ。いかにも”ちゃんとした”外観にちょっとビビり
「入口でガードマンに「ノーナイトクラブ!」って言われてつまみ出されたらどうしよう」と冗談をツイートする。
ノーカードショップ!のジョークは海外だとギリギリ有り得そうでなんか好き。
コンサートが始まるまでの注意事項等の読み上げまでキャラクターが寸劇を入れながらやっていて徹底してるなぁと思った。
のだが音響的な都合でロビーだととてつもなく聞き取りにくい。まぁ早く入れということだろう。
S席の抽選に当たっただけあって最前から6列目ぐらいの非常にいい席にすわる。
前回のアニメフィルのときは少し離れた高い位置からだったのに対し、今回はかなり近い位置からなので
全体を見渡すには首を左右に振らなければいけない。
にもかかわらず実際に演奏が始まるとすべての音がしっかりと聴こえるのはオーケストラという100年以上の歴史で楽器の配置やホールの構造が研究しつくされているからだろう。
自分にとって音響というとクラブが一番お店ごとに差があり良し悪しやキャラクター付けの比較が楽しい身近な存在だが
当然だがそれとは明らかにレベルの違う音響へのこだわり、配慮が感じられた。
コンサートは朗読→OP曲→BGMや聖歌のメドレー→ED曲を春夏秋冬の4セットやる形だった。
朗読とボーカル曲はそれぞれ声優(ボーカル)の御本人がステージに上がるのでこれもまた最高。
ただ重箱の隅をつつくと席からマイクの音を出力するスピーカーの位置が近く、やや煩く聴こえてしまっていた気がする。
100点満点中98点の2点失点理由なので大した問題ではないのだが。
恥ずかしながら正直春編と冬編以外はボーカル曲こそ割と聞いていたもののBGMはそこまでしっかり聴いてはいなかったので
「この曲なんだっけ?」というものが多かった。
春編は結構しっかりゲームBGMしていたけど夏と秋はちょと捻った選曲だった気がするが
それが逆に本格的なオーケストラコンサートらしさを醸し出していてよかった。
個人的に冬編の「コスモス」が一番良かった。
元から好きな曲だったし生演奏で絶対更に良くなるだろうと思ってた曲なので聴けて本当に良かった。
ボーカル曲だとLove in Bloomのボーカルと演奏の掛け合いやサビの盛り上がりがとても美しくて印象に残った。
CD音源を聴いているとChaleurが一番好きだったのだが生演奏だとまた評価が変わるのが面白い。
また今回指揮者の動きに結構注目していたのだが、アニメフィルの時の指揮者の方よりも動きが大きい人で見ていてかなり楽しかった。
所々で「この人踊ってる?」と思えるぐらい身体を上下前後左右に動かすので、
楽曲の感情をそのまま身体の動きで表すような姿はどこかお客さんを盛り上げるDJにも似ているのかもしれない。
(DJ中に身体を動かすやつ自分には出来ないのだが)
コンサートが終わって席を立つタイミングで時計を見たらなんと22時前。3時間もやっていたらしい。
最初チケット代高いなぁと思っていたが3時間もあの演奏を聴けたのだからむしろ安いまであるかもしれない。
家に帰ってやたらと重い来場特典を開ける。
来場特典というにはあまりに内容の濃すぎるイラスト、設定資料、台本、小説の冊子に本気で驚く。
ファン必携レベルなのでファンは全員来いということだったのか。
FLOWERSはとても好きな作品なので今後も何かしら展開があってほしいし
オーケストラも隔年ぐらいのペースでいいのでまたやってほしい。