結局Keep4oはどこへ向かっているのか
先日ローカルAIを楽しむために一般的にハイエンドと呼べるレベルのPCを購入した。
最近は睡眠時間を削ってComfyUIやOllamaで遊ぶ日々を過ごしている。
ローカルAIは面白い。純粋な性能では各社がしのぎを削って運営するクラウドAIに敵わないが
自由度や環境構築の楽しみはローカルのほうが圧倒的に高い。
一度お気に入りの環境を作り上げればそれが自分以外の都合で取り上げられる可能性が非常に低いのもメリットだろう。
AI、特にChatGPTを取り巻く世間では #Keep4o がここ数日再燃している。
主にOpenAI側の不具合なのだが、モデルルーティングのミスや使用制限数の設定ミス
内部設定の変更と思われる返答の変化等が相次ぎ、4oを愛するユーザーたちを不安にさせているらしい。
特筆すべきは運動が過激化する傾向にあるということだ。
サム・アルトマン氏の発言を皮肉って再発信する偽アカウントが作られたり
彼やOpenAI社員を侮辱・脅迫するような発言をする人が出てきたりと典型的な所謂暴徒や過激派と呼べる人たちが現れだしたようだ。
自分が無知なだけなら大変申し訳無いので教えていただければ極力早めに訂正するのだが、
#keep4o運動にはゴールが無いように見える。
いや、厳密にはゴール自体は「GPT-4o」というモデルを永続的に運営させることなのだろうが
自分としてはそれはゴールと呼ぶにはいくつかの点であまりにも荒唐無稽だ。
まずOpenAIがこの先いつまで存続しているかわからないということ。
最初に世間的な盛り上がりを見せてから5年ほど経過したとはいえ、AIはまだ非常に新しい分野だ。
これまでもこれからも多くの企業が参入し、撤退していくだろう。
かつてネット配信といえばUstream、ホームページといえばジオシティーズだったことを考えれば
LLMといえばChatGPTという時代がどれだけ脆いのかを理解できるのではないだろうか。
仮に安定した老舗が運営していても経営的な理由でそのサービスをいつまでも存続させるとは限らない。
サービスやその機能の運営には仮に新しい機能を追加したりしなくても保守のためのコストがかかる。
Googleがいい例だろう。もはやGoogle(Alphabet)が潰れることはありえないだろうが
抱えているサービスは世間や経営の状況に応じて入れ替わり続ける。というかGoogleはむしろサービスを突然終了させることで有名だ。
これらの課題を考慮せずにただ「4oをずっと使えるようにしろ」と叫びあまつさえ暴徒化するユーザーは
OpenAIからすれば厄介な客…というより自分たちの仕事に専念するために耳栓をして無視すべき邪魔な存在だろう。
仮に月3000円ほど支払っていたとしてもだ。
そもそも現代のクラウドAIはとてつもない量の計算リソースを必要とするためほとんど儲けは出てないのではという話もある。
実際各社一部の機能を約30,000/月円という以前では考えられない超高額なサブスクプランに限定していたり
動画生成サービスではそれだけ払っても尚使い放題にはならないということを考えると実際そうなのだろう。
GPT-4oの永続的な"運営"を求めると数多の無理難題が降りかかるが、これを永続的な"利用可能"にすると途端に現実味を帯びることが出来る。
特に話し相手やカウンセリング的な必ずしも最近の情報を常に取り入れる必要がない用途ではなおさらだ。
単純な話、GPT-4oのオープンウェイト化を求めれば良いのだ。